スカパー、インドネシアで日本専門チャンネル　Ｊ中継も放送

　スカパーＪＳＡＴは３０日、インドネシアの衛星放送で、日本番組の専門チャンネル「ＷＡＫＵＷＡＫＵ　ＪＡＰＡＮ（ワクワクジャパン）」を２月２２日に始めると発表した。日本のドラマや音楽、アニメなどの番組を、現地語による吹き替えや字幕付きで２４時間放送する。

　スカパーが海外で放送チャンネルを運営するのは初めて。ミャンマーやベトナムでも開始を検討しており、日本の製品や文化を海外に売り込む政府の「クールジャパン戦略」の後押しにもなりそうだ。

　現地の衛星放送大手「ＭＮＣスカイビジョン」と提携し、約２００万世帯が視聴できるようにする。「あまちゃん」や「ドクターＸ」などのドラマや「宇宙兄弟」といったアニメを流すほか、サッカーＪリーグの試合中継もレギュラー放送する。

　政府はクールジャパン戦略の一環で、テレビ番組の輸出を大幅に増やす目標を掲げている。今回の取り組みでも吹き替えや字幕の制作費用を補助する。