歌舞伎俳優の中村吉之丞氏死去 女形の脇役として活躍

[ 2014年1月27日 21:54 ]

死去した中村吉之丞さん

 歌舞伎俳優の中村吉之丞氏(なかむら・きちのじょう=、本名田中吉郎=たなか・よしろう)が26日午後8時38分、肺膿瘍のため千葉県流山市の病院で死去、81歳。東京都出身。葬儀・告別式は30日午後1時から千葉県柏市南柏2の2の17、ライフケア東葛会堂で。喪主は妻昭美(てるみ)さん。

 42年に三代目中村時蔵に入門。43年に初代中村吉右衛門の弟子となり、94年に二代目中村吉之丞を襲名した。女形の脇役として活躍し、「仮名手本忠臣蔵 六段目」のおかや、「双蝶々曲輪日記 引窓」の母お幸、「怪談牡丹燈籠」の乳母お米など幅広い役柄を演じて主役を支えた。

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2014年1月27日のニュース