美声女コンテスト 初代GPに17歳高2辻さん「まさか自分が」

[ 2014年1月27日 08:44 ]

全日本美声女コンテストで(左から)マルチメディア賞の吉村那奈美さん、グランプリの辻美優さん、準グランプリの高橋美衣さんと花房里枝さん

 女優の菊川怜(35)、剛力彩芽(21)が26日、都内で行われた「全日本美声女コンテスト」に出席した。オスカープロモーションと青二プロダクションがアニメ文化の活性化を目的に発足した「ブルーオスカープロジェクト」の企画第1弾。容姿と声に加え、美を備えた新たなアイコンを発掘するために開催された。

 菊川と剛力は、野沢雅子(77)と古谷徹(60)の声優コンビとともに特別審査員を務めた。この日は1万4434通の応募の中から最終候補12人が登場。ナレーションや歌唱などの個別審査に臨んだ。菊川と剛力は候補者に「趣味のタップダンスで苦労したことは」などと積極的に質問。「ひたむきで、レベルが高くてびっくり。もうプロですね」と菊川は驚いていた。

 審査の結果、初代グランプリには東京都出身の高校2年生、辻美優(みゆう)さん(17)が輝いた。落ち着いたナレーションに続き、倖田來未の「キューティーハニー」を披露した。劇場版アニメ「プリキュアオールスターズNewStage3永遠のともだち」でのスクリーンデビューやラジオ出演なども決まり「まさか自分が獲れると思わなかったのでうれしい。支えてくれた家族に伝えたい」と感涙。絵を描くことが趣味で「かわいいマスコットなどを描いている。楽しい気分の時は明るい色、落ち込んでいる時は水色が好き」と話した。将来については「声で皆さんを動かし、愛される声優になりたい」と抱負を語った。

 辻さんら入賞者らは、今後は特別審査員とともに芸能活動していく。「プリキュア…」で共演予定の剛力は「私も声優の仕事はあまり体験したことがない。一緒に頑張りたい」とエールを送った。

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2014年1月27日のニュース