イタリア名指揮者クラウディオ・アバド氏が死去

[ 2014年1月21日 05:30 ]

スイス・ルツェルンでオーケストラを指揮するクラウディオ・アバド氏=07年8月

 イタリア出身の名指揮者クラウディオ・アバド氏が20日、イタリア・ボローニャで死去した。80歳。同氏が中心的役割を果たすスイス・ルツェルン音楽祭のミハイル・ヘフリガー総裁が発表した。

 アバド氏は1933年ミラノ生まれ。ウィーン音楽院を卒業し59年に指揮者デビュー。ミラノ・スカラ座芸術監督、ウィーン国立歌劇場音楽監督を歴任後、90年、ヘルベルト・フォン・カラヤン氏の後を受けてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者に就任、02年まで務めた。03年以降はルツェルン祝祭管弦楽団を編成し同音楽祭の中心的役割を果たしてきた。2000年に胃がんの手術を受け、復帰していたが昨年後半に体調を崩し、療養を続けていた。

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2014年1月21日のニュース