音楽プロデューサー佐久間正英氏死去…昨夏に末期がん公表

[ 2014年1月20日 21:56 ]

 GLAYやJUDY AND MARYらを手掛けた音楽プロデューサーの佐久間正英(さくま・まさひで)さんが16日午前2時27分に亡くなっていたことが分かった。息子でミュージシャンの音哉氏が20日に明らかにした。61歳だった。

 佐久間さんは昨年8月、末期のスキルス胃がんを患っていることを公表し、闘病生活を送っていた。

 音哉氏は佐久間さんのツイッターを通じて「悲しいお知らせをしなくてはならなくなりました。1月16日2時27分、佐久間正英は永眠しました」と悲しみの報告。「父は2013年4月にスキルス胃癌(がん)と診断され、音楽をまた作りたいという強い心で10ヶ月に渡る闘病生活を送ってまいりましたが、15日夜に容態が急変し、そのまま静かに息を引き取りました」とし、「葬儀は父の意思に従いまして、勝手ながら本日近親者のみでの密葬にて執り行いました」と伝えている。

 ファンや関係者へ向けて「父の快復を祈り待ち続けてくださったファンの皆様、父と共に音楽を作ってくださったミュージシャン、スタッフの皆様、父のことを愛してくださった全ての皆様に、本人に代わり心より感謝いたします。ありがとうございました」と感謝の言葉をつづった音哉氏。「とても強く、楽しく、かわいらしい父でした」と息子としての思いを吐露している。

 東京都出身の佐久間さんはロックバンド「四人囃子」に加入し、ミュージシャンとして活動を開始。その後テクノポップ・バンド「プラスチックス」参加を経てプロデュース業に進出し、BOOWY、GLAY、黒夢、JUDY AND MARY、エレファントカシマシなど多くのミュージシャンを手掛けた。

 昨年8月9日、自身のブログで末期のスキルス胃がんであることを告白し、脳腫瘍と肝臓、脾(ひ)臓への転移も明かしていた。

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2014年1月20日のニュース