ザ・タイガース 6人揃った!シロー、車イスで熱唱!

[ 2013年12月28日 05:30 ]

全国ツアーを完走、観客の拍手に手を上げ応えるザ・タイガースのメンバー

 44年ぶりにオリジナルメンバーで復活した「ザ・タイガース」の全国ツアー最終公演が27日、東京ドームで開かれた。沢田研二(65)、岸部一徳(66)、加橋かつみ(65)、森本太郎(67)、瞳みのる(67)が集結し、全国8公演で10万人を動員。最終日は、後期メンバーの岸部四郎(64)がサプライズ出演した。

 開演から約30分後、森本が「岸部四郎が来てくれました。よく来てくれた!」と紹介すると、ステージ脇から車椅子に乗った四郎が4万5000人の前に登場。高いキーは出しづらそうだったが、ザ・ビートルズの名曲「イエスタデイ」をフルで歌唱した。

 四郎は03年に脳梗塞を患い、後遺症の視野狭窄(きょうさく)で歩行困難に。現在は介護保険施設で暮らし、リハビリ中だ。歌い終えて「本当はもう少し上手なんですよ。魅惑のウイスパーボイスでしょ?」と笑わせた。トラブル続きの人生をネタにするように、左手の手のひらには「トラブル」と書かれていた。復活ツアーもこれで見納め。最後の最後に“完全復活”を果たして締めくくった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年12月28日のニュース