三谷幸喜監督　難題も竹内結子に太鼓判「あなたはできる人だから」

三谷幸喜脚本・監督作品「ドラマＷ　大空港２０１３」完成披露試写会舞台あいさつに登場した竹内結子（左）と三谷幸喜氏

　三谷幸喜氏（５２）が監督・脚本を務めたＷＯＷＯＷのスペシャルドラマ「大空港２０１３」（２９日後１０・００）の完成披露試写会の舞台あいさつが２０日、都内で行われ、三谷監督のほか、主演の竹内結子（３３）らが出席した。

　１００分間カメラを１度もとめずに、完全ワンシーンワンカットで撮影されており、２０１１年に放送された「ｓｈｏｒｔ　ｃｕｔ」に続く第２弾。今回は長野の松本空港を舞台に、天候不良で偶然降り立った家族と空港スタッフたちが繰り広げるノンストップコメディー。

　「舞台の面白さと映像の面白さのいいとこ取りの作品を作れないか」とワンシーンワンカットに挑戦したという三谷監督。試写を終え、「舞台から入った人間。舞台って究極のワンシーンワンカットなんですよ。映像ではあるけど、舞台のよう。（お客さんの反応をみていて）劇団の頃を思い出した」と手応え。「ワンシーンワンカットはすごく可能性があるものだと思う。ＷＯＷＯＷでしかできない。もしやらせていただけるならやりたい」と早くも次回作に意欲を見せた。

　今回主演を務めた竹内はＮＧを出せない中、ほぼ出ずっぱり。「竹内さんの良さが本当によくでている。こんなに竹内さんが出ているドラマはありません。ほとんどのシーンに出ているんですから」と竹内ファンにアピールした三谷監督。竹内からは「台本を早く！」との要望も出されたが、「本当に書くのが大変なんです。全員が１００分の時間を生きるので、そのシーンに出てない人もどっかにいるので、それも考えて書かないと成立しないんです。これからは気をつけます。なるべく早くします。でも、あなたはできる人だから」と返し、笑わせていた。