「アラビアのロレンス」主演…P・オトゥールさん死去

[ 2013年12月17日 05:30 ]

映画「アラビアのロレンス」で主演した俳優ピーター・オトゥール氏

 映画「アラビアのロレンス」(1962年)で主演した俳優ピーター・オトゥール氏が14日、ロンドン市内の病院で死去した。81歳だった。英メディアが15日伝えた。共同電によると、死因は不明だが、長く病気を患っていた。

 32年生まれ。英中部リーズで育ち、英海軍などに勤務した後、俳優デビュー。「アラビアのロレンス」で、第1次世界大戦時に情報将校として、オスマン・トルコ帝国支配下のアラブ人の反乱、独立運動を支援した英国人トーマス・エドワード・ロレンスの栄光と挫折を熱演し、世界的に有名になった。

 同作品を含め「冬のライオン」(68年)など計8つの作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたが、いずれも受賞を逃し、2003年にアカデミー賞名誉賞を受けた。

 昨年7月、「人は終わりの時を自分で決めなければならないというのが私の信念だ」と述べ、引退を表明していた。(共同)

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2013年12月17日のニュース