さくらまや 作詞家デビュー!ミゲルも驚く完成度

[ 2013年11月27日 05:30 ]

さくらまやは作詞した頭文字「獏」の習字とバクのぬいぐるみを手にする 

 中学生演歌歌手のさくらまや(15)が、作詞に初挑戦した。タイトルは「獏(ばく)の夢」。夢をテーマに、素直な思いを書いた。ポルトガル人歌手ミゲル(15)とのロックデュオ「MarMee」の新曲として、12月18日発売のアルバム「MarMee」に収録される。

 ♪思い描いていた 夢はすべてが綺麗(きれい)なものとは言えないけれど あの日握りしめてた決意は 決して消えることのない 炎で――。ミドルテンポのロックナンバーに乗せた詞は、15歳らしい真っすぐな言葉。「自分の心境を書いた曲。すべてがうまくいく世界じゃないけど、夢に向かって頑張れば良いこともあるよって伝えたかった」と笑顔で説明した。

 アルバム制作中に、詞のない曲が1曲あった。そこで、10月にレコード会社の担当者が「書いてみる?」と打診。締め切りはわずか3日後だったが、作詞に興味があったことから「チャンスの神様はヌルヌルしてて、捕まえないと逃げちゃう」と挑戦を決意。曲を聴いたその日のうちに、パソコンで書き上げた。タイトルは「夢という言葉を考えてたら、獏が思い浮かんだ」という。“夢を食べる動物”とされるバク(獏)が見てる夢、という皮肉のような言葉。担当者は「中学生とは思えない」と舌を巻いた。

 相方のミゲルも「さくらが作詞したの?本当に?」と驚いた。そのミゲルは、来月13日に来日。17日から2人でCD発売イベントを開く予定だ。

 中3のさくらは、受験勉強の真っただ中。将来の目標を聞くと、「作詞をしてみたら、作曲もしてみたくなった。それを自分で歌うのもいいかな。音大に入って、作曲の勉強をしたい」。15歳の夢は広がるばかりだ。

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