生田斗真 ローマで“脱映画祭童貞”「超気持ち良かった~」

[ 2013年11月18日 05:30 ]

ローマ国際映画祭でレッドカーペットを歩いた「土竜の唄」の三池崇史監督

 俳優の生田斗真(29)が映画祭デビューを飾った。第8回ローマ国際映画祭で15日(日本時間16日)、コンペティション部門に出品された主演映画「土竜(もぐら)の唄 潜入捜査官 REIJI」(監督三池崇史、来年2月15日公開)が公式上映。レッドカーペットで握手攻めに遭うなど“初体験”の連続だった生田は、下ネタ満載の同作に引っかけて「エロは万国共通」と興奮しきりだった。

 生田の映画祭参加は国内外を通じて初めて。ヤクザを題材にした作品にちなみ、三池監督らと羽織はかま姿で会場入り。エンドロール直後から始まった約5分間のスタンディングオベーションに感無量の表情を浮かべ、胸に手を当てて感謝の思いを表現した。

 観客約1000人で埋まった上映会は爆笑の連続だった。同名コミックが原作で、脚本は宮藤官九郎が担当。スケベなのに女性経験がない警察官が、暴力団組織を壊滅させるため組織に潜入し、悪戦苦闘するコメディー。映画祭ではイタリア語の字幕が付いた。下ネタやオヤジギャグの度に笑いに包まれ、主人公が童貞を卒業するシーンでは拍手まで起きた。

 生田は上映後「海外のお客さんは凄く元気がよくて、それを間近に感じることができた。いい経験でした」と充実感を強調。特に下ネタの受けが良かったことに「エロは全世界共通。男ならグッとくるところで笑ってくれてうれしかった。エロは世界を救うなと思った」と、してやったりの表情。“脱映画祭童貞”の感想についても「超気持ち良かった~」と答え、クールな二枚目アイドルも興奮の連続だった。

 上映前のレッドカーペットでも熱い出迎えを受けた。ファン約300人から「トーマ!」と悲鳴のような声援を浴び、「生田ローマ」と書いたウチワを持つイタリア人女性も。サインする機会は少ないジャニーズ事務所の所属タレントにあって、海外での特例として“サイン攻め”に応じた。

 生田は「現地の女性まで僕を知ってくれていてビックリ。心強かった」。一夜明けた16日も「まだ夢の中にいるみたい」と余韻に浸り「劇場でスポットライトをバシッと浴びた瞬間が忘れられない。日本の作品を海外に持っていきたいと、あらためて強く思った」と誓いを新たにした。

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2013年11月18日のニュース