桂かい枝 チャリティー落語会でフィリピン支援

[ 2013年11月17日 06:49 ]

フィリピンへの支援のため、チャリティー落語会を検討している桂かい枝

 世界10カ国以上で公演経験がある落語家の桂かい枝(44)がスポニチ本紙の取材に応じ、台風30号の直撃で甚大な被害を受けたフィリピンを支援するため、年明けにも国内でのチャリティー落語会の開催を検討していると明かした。

 かい枝は1997年ごろから英語落語に取り組み、08年には米国内をキャンピングカーで巡り33都市73公演を実施。フィリピンへは00年以来、マニラなどを中心に7回訪問しており、「貧富の差が大きい印象。災害弱者が特に苦しんでいると思う」と沈痛な表情で語った。

 チャリティー落語会は、同国に台風が直撃した直後から構想。救援物資などの支援は、道路などインフラが復旧していない現状では「必要な人の元に届きにくい」と判断した。現地での慰問落語会も考えたが先週末、訪れた仙台市などと比較し、「東日本大震災から2年半がたち、ようやく“笑い”が受け入れられる状況」とし、資金面の援助が最良と選択した。落語会の来場者に募金を呼び掛ける意向。

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2013年11月17日のニュース