安室奈美恵 12年ぶり恋愛映画主題歌「TSUKI」

[ 2013年11月13日 06:00 ]

12年ぶりに恋愛映画の主題歌を歌う安室奈美恵

 安室奈美恵(36)が12年ぶりに恋愛映画の主題歌を歌う。北川景子(27)、錦戸亮(29)主演の「抱きしめたい―真実の物語―」(監督塩田明彦、来年2月1日公開)で、曲名は「TSUKI」。切ないスローバラードに仕上がった。

 北海道で起きた実話を基にした映画。交通事故で記憶障害になったつかさ(北川)と、タクシードライバー雅己(錦戸)が恋に落ちる。数々の障壁を乗り越えて結婚したものの、出産直後につかさが病で他界する。

 幸せの絶頂から、過酷な運命を背負う展開で、プロデューサーが「安室さんは歌だけでなく、生き方も多くの人々の心を捉えている方。2人の歩んだ道のり、そして愛の物語を歌にしてもらうなら安室さんしかいない」とオファー。安室は、映画の企画書などを読んで引き受けた。

 <月が優しくあなたを照らしている>という内容の歌詞は、天国から雅己を見守るつかさの姿と重なる。こだわったのはコーラス。安室の声がいくつも重なり、聞き手を包み込むような壮大な曲調になった。恋愛映画の主題歌は江角マキコ(46)、豊川悦司(51)主演の「命」(02年公開)で「Wishing On The Same Star」を歌って以来。

 安室は「月のように、誰かの道をそっと照らす強さや優しさを歌いました」と曲に込めた思いを説明。北川も「たとえ遠く離れてしまっても、大切な人にいつでも笑顔でいてほしいという気持ちがとても切なく伝わってきました」と感動している。

続きを表示

2013年11月13日のニュース