BSフジ 「四万十のカワセミ」実際は都内で撮影

[ 2013年11月7日 06:00 ]

 BSフジが10月23日に放送した番組「風の見た自然たち」で、高知県の四万十川流域に棲息するカワセミとして使用された映像が、実際には東京都葛飾区の公園で撮影されていたことが6日、分かった。同局は10月30日の放送で謝罪し、番組を打ち切った。

 同局によると、「風の――」は毎週水曜の5分間番組。問題の映像は、制作会社から依頼を受けたカメラマンが四万十川に撮影に行ったが、思うような映像が撮れず、都内の公園でカワセミが水に飛び込む様子を撮影していた。カメラマンは経緯を制作会社やBSフジに伝えていなかったという。カメラマンが公園でカワセミを撮影する様子を見ていた視聴者から24日に問い合わせがあり、問題が発覚した。

 同局広報部は「事実と異なる映像を放送したことを重く受け止め、終了した。深くおわびします」としている。

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2013年11月7日のニュース