「聖闘士星矢」10年ぶりの新作 フルCGで14年初夏公開

[ 2013年11月1日 15:44 ]

劇場版アニメ「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」制作発表会見に出席した浅間陽介プロデューサー(左)とさとうけいいち監督

 漫画家車田正美氏(59)原作の人気アニメ「聖闘士星矢」の10年ぶり映画作品となる「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の制作発表会見が1日、秋葉原UDXにて開催中のイベント「魂ネイション2013~超合金~」(3日まで)内で行われ、14年初夏に公開することを正式発表。会見では、特報映像などが初公開された。

 「聖闘士星矢」は「週刊少年ジャンプ」で1985~90年に連載、1986年からはテレビ朝日系でアニメも放送され、人気を博した。ギリシャ神話をモチーフに、主人公の星矢ら聖闘士たちが女神アテナに仕え、この世にはびこる邪悪と戦う。原作コミックスは全世界で累計3440万部を売り上げており、アニメも世界80カ国以上で放送され、世界的に熱い支持を獲得している。

 劇場版としては04年公開の「―天界編 序奏~overture~」以来10年ぶりで、原作者の車田氏が製作総指揮を務め、さとうけいいち氏(47)がメガホンを執る。今回は星矢らがアテナを守るために黄金聖闘士と死闘を繰り広げる「聖域十二宮編」をシリーズ初のフルCGで描き出す。

 10年ぶりの映画化に東映アニメーションの浅間陽介プロデューサーは「この作品の熱さは今の子供たちも熱くなれるんじゃないかと思った」。現在、鋭意制作中だが、さとう監督は「エンターテイメントとして喜んでもらえる、納得していただける映像をと考えた。熱いファンの家族の方にも見たいと思ってもらえる映像にしたかった。(キャラクターは)少年マンガとしての元気な部分を出したかったので、できるだけフィギュア感を出した。マンガキャラクターの表情、表現を見ていただきたい。期待と不安があると思うが、裏切らない映画にはなっていると思う」と仕上がりに自信を見せていた。

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2013年11月1日のニュース