大泉洋 三谷幸喜のクレームに困惑「難しい方です」

[ 2013年11月1日 10:36 ]

大阪城をバックに映画のヒットを祈願した三谷幸喜監督(左)と大泉洋

 “大泉秀吉”が大阪城に凱旋!三谷幸喜監督(52)の最新映画「清須会議」(11月9日公開)で羽柴(豊臣)秀吉役を務めた大泉洋(40)が31日、大阪城を訪れた。「華のある城。秀吉は凄いことをやったな」と、あらためて自身の演じた偉大な戦国武将の功績に脱帽。会見では、三谷監督の機嫌を損ねる失言?で責められる展開となった。

 秀吉ゆかりの大阪城を間近に臨む、旧第四師団司令部庁舎の屋上での撮影から始まった会見。普段は非公開の建造物から見る迫力の天守閣に、大泉は「こんなきれいな大阪城は見たことない」と感激した。質疑応答の会場も、西の丸庭園内の迎賓館。金屏風を背に「大阪で、こんな凄い所での派手な会見は初めて」と興奮した。

 三谷監督の「映画6本目にして、やっと自信を持って“映画ができた”と言える作品になった」というあいさつに続き、大泉は「三谷さんにしか書けない面白い台本と、豪華な役者陣の芝居合戦。三谷さんの最高傑作だと思う」と力説した。

 三谷映画への本格出演は初めてながら、大学時代から大ファンだった名匠の手腕を称えたつもりが、三谷から「“最高傑作”というのは、自分で言うにはいいけど、人に言われるとムカッとくる」と、まさかのクレーム。「おまえはここ止まりだぞ、と言われてる気がして」と不満げな監督に、「じゃあ、最高傑作ではないです」と訂正すると、「それはそれでムカつく」と返され、「難しい方です」と困り果てた。

 秀吉の配役について、監督から「明るいけど裏ではクール、でも奥底に燃えるものを持つ複雑な役を演じられるのは大泉さんだと思った。彼はハートで演じることができる」と称賛され、機嫌を取り戻した大泉。だが、「秀吉は信長に“ハゲネズミ”と呼ばれてたという記述が残ってる。以前、(映画「ゲゲゲの鬼太郎」で)ねずみ男をやっていた大泉さんしかいない、と思ったのが決め手」と付け足され、苦笑い。「ハゲヅラをつけた時に、どうも方向性が違うと思った」と言って、笑わせた。

 同作は、役所広司演じる主人公・柴田勝家と秀吉らが織田信長の後継を決める会議での前後5日間の心理戦を描く。

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2013年11月1日のニュース