いさめてくれる肉親、腹心失い…みの、気さくな横顔消える

[ 2013年10月26日 09:23 ]

「朝ズバッ!」など報道番組から降板することになったみのもんた
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みのもんた「朝ズバ」「サタずば」降板

 次男の逮捕から降板発表までの1カ月半。みのを取材する中で目立ったのは不可解な言動だった。

 「朝ズバ」などの出演自粛を発表した自宅前での会見で「みのもんたの息子でなければ報道陣がこんなに集まったりしない!」と恨み節を吐いたり、ラジオ番組出演後、ダミーの車を走らせて報道陣をけむに巻いたり、イメージを悪くすることを繰り返した。

 みのと飲み会で同席するたびに感じた“親しみやすさ”は消えた。なじみの店で、放送記者らに半生を振り返りながら、自らその場を盛り上げていた。「日本一の司会者」と呼ばれていた、あの頃の気さくな横顔はここ1カ月、全く見えなかった。

 みのに対して「ズバッ」と言える人の不在。それが要因に思える。3年ほど前、みののことを親身に考え、各放送局や報道陣の窓口となっていた男性マネジャーが病気で倒れ、療養に入った。昨年には、スタイリストとしても支えた靖子夫人を失った。局側も含め、みのに「NO!」を言える人が誰もいなくなった状況こそが、みのを追い込んでいる気がしてならない。

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2013年10月26日のニュース