こじはる デビュー8年目の初センター「前が広くて気まずい」

[ 2013年10月6日 11:08 ]

初センターへの意気込みを語る小嶋陽菜

 AKB48の小嶋陽菜(25)が今月30日発売の新曲「ハート・エレキ」で初めてセンターを務める。05年12月の劇場オープンのステージに立った1期生の一人で、グループ屈指の人気者だが、常々「私にはセンター願望がない」と語っていた。デビューから約8年で、思いもしない大役を担うことになった心境を聞いた。

 ――初センターを務める実感は?

 「今まで2列目、3列目にいたので、なんか広いですね。前が広くて、気まずいです(笑い)」

 ――自分がセンターだと知ったのは?

 「ミュージックビデオの撮影の1週間か2週間前に秋元(康)さんから“10月のシングルのセンターは陽菜で行こうと思います”というメールをいただいて、それで知りました」

 ――何て返事を?

 「一言“え?”と、焦っている顔文字を送りました」

 ――その時はどんな気持ちだったのでしょう?

 「嫌でしたね。あまりセンターになりたいとか目立ちたいという願望がなくて、このまま波風もなく卒業できたらいいと思ってたので(笑い)。夏に、まりちゃん(篠田麻里子)と、とも(板野友美)が卒業して“これからどうなる?”って時期で、世代交代のことも言われているので“誰がセンターをやるのかな?”って思っていたら、まさか私がやるなんて…」

 ――なぜ自分がセンターなのか秋元さんに聞きましたか?

 「聞いてないです。聞きたいですね、そう言えば」

 ――自分ではなぜだと思いますか?

 「いや~、分かんないですけど“意外な感じ”だからかなあ」

 ――この歌に小嶋さんの声や雰囲気が合っているからでは?

 「私は自分ではアイドルっぽい曲とか女の子っぽい曲が得意だと思っていて、だから“そういう曲が来るんだろうな”って思っていたので、GS風の音源を聴いた時はびっくりしました」

 ――レコーディングの時は?

 「“ジュリー(タイガースの沢田研二)っぽく歌ってください”と言われました。でも、私はあまりGSを知らないので…。試練です(苦笑)」

 ――センターとして歌うのはやはり緊張しますか?

 「緊張しますね。私は歌詞を忘れることが多いんですけど、私が歌えないとAKB全体に迷惑がかかるので。今まではノースリーブス…あっ、ノースリーブスに迷惑をかけてもいけないですけど(笑い)、またそれとも違うので緊張します」

 ――やはりセンターは大変?

 「ずっとこれをやってきた(大島)優子や(渡辺)麻友は凄いなって思いました。写真を撮る時も、これまで私は背が高いから真ん中に行くことはなかったんですけど、真ん中に行くと、どんなポーズを取っていいか分からなくなります」

 ――隣にいる高橋みなみさん、優子さんの反応は?

 「2人とも、私に対しては凄く甘いんです(笑い)。なんか、私が振りとかを間違っても笑うんですよね。笑いながら怒ってます」

 ――ほかの人がセンターの時とムードが違う?

 「私だと全然、違いますね。だから、若い子たちが見て“楽しそう。私にもできるかも。 やってみたい”って思ってくれたらいいですね。ハードルが下がるんじゃないかと思います」

 ――最後にAKBファン にメッセージを。

 「優しい目で見てほしいです(笑い)」

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2013年10月6日のニュース