唐沢寿明、山崎豊子さん悼む「今の自分があるのも先生のお陰」

[ 2013年9月30日 15:56 ]

唐沢寿明

 人気作家、山崎豊子さん原作の連続ドラマ「白い巨塔」(フジテレビ、2003年10月~04年3月)で主人公の財前五郎を演じた俳優の唐沢寿明(50)が30日、山崎さんの死去を受けてコメントを発表した。

 唐沢はこの日、数年ぶりに「白い巨塔」の制作に関わったスタッフとの食事会を予定していたといい「久しぶりに当時を振り返り、思い出話ができると思っていた矢先、山崎先生の突然の訃報を受けて、本当に言葉がありません」とショックを受けている様子。

 山崎さんとは「白い巨塔」の撮影前に初めて会ったといい、「『あなた、いい度胸をしているわね』と声を掛けて頂いたことが今でも鮮明に思い出されます。この強烈な一言を掛けて頂いたからこそ、大役を演じ切ることができたと思います」と振り返った。

 そして「今の自分があるのも、山崎先生のお陰だと思っております」とし「謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と結んでいる。

 「白い巨塔」は1966年にで映画化され、故田宮二郎さんが財前五郎を好演。繰り返しテレビドラマ化もされ、田宮さんが78年放送のドラマでも財前を演じ、高い評価を受けた。唐沢が出演した2003年放送のドラマは最終回で32・1%の高視聴率を記録した。

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2013年9月30日のニュース