福山映画「そして父になる」スピルバーグ会社がリメーク

[ 2013年9月29日 06:00 ]

舞台あいさつを行った(後列左から)尾野真千子、福山雅治、リリー・フランキー、真木よう子(前列左から)二宮慶多、押場大和、黄升ゲン、滝沢美結

 福山雅治(44)主演の映画「そして父になる」が、米ハリウッドでリメークされることになった。スティーブン・スピルバーグ監督(66)率いる映画製作会社「ドリームワークス」がリメーク権を獲得したもの。28日に都内で行われた公開初日舞台あいさつで発表された。

 是枝裕和監督(51)は舞台あいさつを欠席し、急きょ渡米。ロサンゼルスでスピルバーグ監督と会った。舞台あいさつでは、是枝監督が国際電話で「ドリームワークスとのリメーク契約が成立しました」と生報告。スクリーンには、スピルバーグ監督と握手を交わす写真が映し出され、福山は「監督おめでとうございます!」と興奮しながら祝福。スピルバーグ監督の「非常に高いレベルの感動があり、私は何度も泣いた」というコメントも紹介された。

 日本映画では、過去に黒澤明監督「七人の侍」が60年に「荒野の七人」として、最近では新藤兼人監督「ハチ公物語」が09年に「HACHI約束の犬」としてハリウッドでリメークされている。

 映画関係者は「最近スピルバーグ監督は製作に従事していて、メガホンを取る可能性は低い。しかし“何度も泣いた”と言っており、ゼロではない」と説明。撮影時期やキャストは未定で、福山は「どんなふうにリメークされるか気になります」と話した。

続きを表示

2013年9月29日のニュース