友近 モノマネ披露も空振り…長谷川博己「どなたですか?」

[ 2013年9月28日 18:26 ]

「地獄でなぜ悪い」初日舞台あいさつに出席した友近

 國村隼(57)主演の映画「地獄でなぜ悪い」(監督園子温)の初日舞台あいさつが28日、都内の映画館で行われ、國村をはじめ、堤真一(49)、長谷川博己(36)、二階堂ふみ(18)、友近(40)ら出演者が登壇した。

 主人公の組長を演じた國村は「初日から地獄へようこそ」とタイトルにちなんであいさつ。「映画というのは作るのは私たちですが、作品が出来上がって、育ててくださるのは客席の皆さん。もっともっと自分の足でしっかり歩いていけるように、育ててください」と観客に頭を下げた。

 國村演じる組長の妻を演じた友近は「極道の妻はコントではやったことあったんですけど、本格的な映画でやらせていただけた。それと、2時間ドラマで好きだった女子刑務所にも入ることもできて、今回は本当に夢が叶った」と話し、笑わせた。

 撮影中は「堤さんの顔芸がすごくて、ずっと笑っていた」という友近。そんな友近の言葉に、堤は「役作りというより、ふざけてただけ。監督がいろいろ要求してくるので、同じことをするなって雰囲気で」と苦笑い。この日が初対面という長谷川から「モノマネと演技の違いってなんですか?」と質問をぶつけられ、「モノマネはその人に似せるために観察してるだけ。演技はまだまだ勉強中」と真面目に答えつつ、得意の小声の中森明菜のモノマネを披露するも、肝心の長谷川からは「ちなみにどなたなんですか?」と返され、拍子抜けしていた。

 映画は映画製作に乗り出したヤクザが巻き起こす騒動を描くアクション活劇。トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞、エトランジュ国際映画祭漢訳賞、ファンタスティック映画祭作品賞・監督賞をそれぞれ受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。会場に届いたトロント国際映画祭観客賞の受賞プレートを手にした園監督は「この賞はハリウッドに一番近い、エンタメ映画の最前線で競い合うものなので、僕が一番ほしかった賞。ワールドワイドで観客賞を獲れるのは完全に勝負に勝ったなって感じでうれしい」と改めて受賞を喜んだ。

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