福山雅治「そうやって親になっていくのかな」 4人の子役に感謝

[ 2013年9月28日 14:25 ]

映画「そして父になる」初日舞台あいさつに出席した(後列左から)尾野真千子、福山雅治、リリー・フランキー、真木よう子(前列左から)二宮慶多、押場大和、黄升ゲン、滝沢美結

 歌手で俳優の福山雅治(44)が28日、都内の映画館で行われた主演映画「そして父になる」(監督是枝裕和)の初日舞台あいさつに、共演の尾野真千子(31)、真木よう子(30)、リリー・フランキー(49)らと登壇した。

 5月に行われた第66回カンヌ国際映画祭での審査員賞受賞を受けて、1週間公開が早まった同作。初日を迎え、福山は「子どもたちに導かれて作った映画です。この子たちのおかげ。本当に感謝です」と出席した二宮慶多(7)、黄升ゲン(8)、滝沢美結(5)、押場大和(4)の4人の子役たちに頭を下げた。

 福山にとって初めての父親役となったが、「子育ては大変なんでしょうね。大変なんだろうなと思いながらも、この子たちに導かれて作った役柄、映画だったので、そうやって親になっていくのかなと現場でも映画でも感じました」としみじみ。

 普段の福山について共演者は一様に「このまま」と繰り返す中、夫婦役を演じた尾野は「あんこ好き」と答えた。これには福山も「甘いもの好きですね。現場で血糖値を上げないと、セリフが覚えられないんです」と返し、笑わせた。

 現在、開催中の第61回サン・セバスチャン国際映画祭(スペイン)でも公式上映され、高い評価を集めている。観客賞の得点で1位をキープしており、さらなる受賞も期待されるが、「現場でのリアクションが素晴らしかった。スタンディングオベーションがあり、劇場外でも温かい拍手があった。手応えという部分では届いた、伝わったんだなと思った」と熱い反応を実感していた。

 舞台あいさつでは、ハリウッドリメークの正式契約のため、渡米中の是枝監督は電話での出演となった。

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