サザン 地元・茅ケ崎で13年ぶりライブ!32曲を披露

[ 2013年9月1日 04:00 ]

地元で開かれたコンサートで熱唱するサザンオールスターズの桑田佳祐

 デビュー35周年を迎え、5年ぶりに活動を再開したサザンオールスターズのコンサートが31日、桑田佳祐の出身地、神奈川県茅ケ崎市であり、ときに熱く、ときにしっとりと歌い上げられる名曲の数々に2万人が酔いしれた。

 中学時代に野球部だった桑田が試合をしたという茅ケ崎公園野球場。日が沈み始め、海風がそよぐ中、メンバー5人が登場すると、内外野やスタンドを埋め尽くした観客が大歓声で迎えた。

 デビュー曲「勝手にシンドバッド」で盛り上げた後、桑田は「13年ぶり。覚えてる?」と少しとぼけてみせ、「田舎へようこそ。茅ケ崎に来ました!」。最新曲「ピースとハイライト」を含む32曲を披露し、さまざまな年代の観客が踊ったり、いっしょに歌ったりして、思い思いのサザンを楽しんでいた。

 滋賀県東近江市から高校の同級生と来た山中洋子さん(50)は「昔の曲を聞いて、若いころの思い出がこみ上げてきた」と笑顔。東京都中野区の今沢孝之さん(26)は「お母さんの影響で好きになった。とにかく楽しかった」と興奮していた。

 コンサートでは7月に決まった茅ケ崎市民栄誉賞の授与式も行われた。

 サザンは2008年8月から活動休止。今年6月に活動再開を発表し、8月から横浜を皮切りに野外スタジアムツアーを始めた。茅ケ崎市での公演は2000年以来。

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2013年9月1日のニュース