西野カナが漫画家と異色タッグ 歌詞題材に描き下ろし

[ 2013年8月31日 06:00 ]

自身の歌が漫画になった西野カナ

 歌手西野カナ(24)の歌が漫画になった。西野が書いた歌詞を題材に、漫画家の桜沢エリカさん(50)が描き下ろしたもの。2人とも得意とする、リアルな恋愛観を描いた作品に仕上がった。31日からインターネット上で公開される。

 デビュー5周年を迎えた西野の初となるベストアルバム「Love Collection」(ピンク、ミントの2枚)が9月4日に発売。これを記念した企画で、桜沢さんとタッグを組んだ。

 タイトルは「Love“Story”Collection」。仕事に追われるOLが主人公の恋愛漫画だ。西野の歌詞は、心情を描く部分で使われる。例えば、彼氏に会いたいと思うシーンでは、「会いたくて 会いたくて 震える 君想(おも)うほど 遠く感じて」と、代表曲「会いたくて 会いたくて」の詞が登場。桜沢さんがベスト盤の収録曲を聴き、印象的なフレーズをピックアップ。それを基にしてストーリーを組み立てた。計9曲の詞を引用している。

 異色のコラボレーションだが、ともに圧倒的な女性の支持を誇る点は同じ。桜沢さんの作品は、ドラマ、映画化されるなど女性に高い人気。西野も作品のファンだったといい、「歌詞を書いていく上で、主人公の設定やエピソードを私なりに頭に描いていましたが、桜沢さんにビジュアル化していただき、私も一読者としてあらためて楽しむことができた」とうれしそう。

 桜沢さんは「西野カナさんとお仕事をすると言ったらまわりの女子の反応が凄かった」と、西野が支持されていることを実感。「今回あらためて彼女の曲を聴かせてもらって、西野さんが紡ぎ出す世界にすっかり魅了されました」と話している。

 西野は“着うたの女王”と呼ばれる、ネット配信世代を代表する歌手。そのため、漫画もネットで無料公開。ネットの特性を生かし、読むに連れてストーリーが分岐し、読者が主人公の行動を選択することができるもの。31日から特設サイトで閲覧できる。

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