吉永小百合 原爆と原発事故の詩朗読 広島でイベント

[ 2013年8月3日 06:00 ]

音楽イベントに出演した(左から)元ちとせ、坂本龍一、吉永小百合、安田祥子、由紀さおり(中国新聞社提供)

 8月6日の原爆の日を前に、広島市で2日開かれた音楽イベントに女優の吉永小百合(68)が出演し、音楽家の坂本龍一(61)のピアノ伴奏で、原爆詩3編のほか、東京電力福島第1原発事故後の悲しみをつづった詩などを朗読した。

 吉永は「にんげんをかえせ」で知られる峠三吉の「原爆詩集」の序詩や故栗原貞子さんの「生ましめんかな」などの原爆詩を朗読。「(2011年)3月11日以降は福島の詩も(原爆詩と)一緒に読んでいる」と語り、福島県在住の詩人佐藤紫華子さんと和合亮一さんを紹介。坂本は「広島、長崎で犠牲を受けたのに、またどうして(原発事故が)起きてしまったのか。なんとか乗り越えて世界にメッセージを発していかなければならない」と語った。

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2013年8月3日のニュース