“水戸黄門枠”の提供 パナソニック1社に幕

[ 2013年7月28日 06:00 ]

 パナソニックだけがTBS系で月曜の午後8時からスポンサーとして提供している番組枠が、10月から複数社の提供となることが27日、分かった。パナソニックが経営合理化の一環として宣伝費を見直す。

 かつて「明るいナショナル」のテーマ曲や、創業者の松下幸之助氏が「老若男女を問わず家族で楽しめる番組」として後押しし、1969年から42年間にわたり放送された時代劇「水戸黄門」がお茶の間に親しまれた。

 1社での提供は56年4月に「ナショナルゴールデン・アワー」としてスタートし、その後「ナショナル劇場」となった。社名変更に伴い2008年から「パナソニックドラマシアター」とし、今年4月からは「月曜ミステリーシアター」と社名・ブランド名の冠を外していた。番組枠は54分間で、半年ごとに契約更新している。複数社の提供となった後も、パナソニックはスポンサーの1社として残る方向だ。

 パナソニックは13年3月期連結決算で2年連続の巨額赤字を計上。事業の構造改革を進め、業績改善を急いでいる。

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2013年7月28日のニュース