しずちゃんのボクシングトレーナー、梅津正彦氏死去…44歳

[ 2013年7月23日 17:56 ]

23日に亡くなった梅津正彦トレーナー(右)。左はのしずちゃんこと山崎静代=2013年4月2日撮影

 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(34)の専属ボクシングトレーナーを務め、アクションディレクターとしても活躍した梅津正彦(うめつ・まさひこ)氏が23日午前1時、悪性黒色腫のため入院先の都内の病院で死去した。44歳だった。

 通夜は28日午後6時、葬儀は29日午前11時半からいずれも東京都港区芝公園4―7―35、大本山増上寺光摂殿で。喪主は妻敦子(あつこ)さん。

 梅津氏は08年、ドラマ「乙女のパンチ」(NHK)でのボクシングの演技指導をきっかけに山崎と知り合い、指導を開始。ロンドン五輪での女子ボクシングの正式種目採用が決定した09年8月から、本格的に五輪を目指して2人の練習が始まった。しかし昨年2月、梅津氏は悪性の皮膚がん「メラノーマ」と宣告され、手術。抗がん剤治療で入退院を繰り返してきたが病状は悪化し、梅津氏は今年2月の新大会「チャレンジマッチ」の会見の席上で「隠しても仕方がない。進行末期がんです」と明かしていた。

 山崎は4月のチャレンジマッチでは、11年9月のデビュー戦で敗れた台湾選手に勝利。試合後にはセコンドを務めた梅津氏に「次の試合も、その次の試合も絶対に一緒に戦ってもらいたい」と呼びかけていたが、願いは届かなかった。

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2013年7月23日のニュース