辻井伸行さん、英国音楽の殿堂で公演 6000人拍手喝采

[ 2013年7月17日 08:51 ]

16日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで演奏する辻井伸行さん(英BBC放送提供)

 新進ピアニストの辻井伸行さん(24)が16日、英国の音楽の殿堂といわれるロンドン中心部のロイヤル・アルバート・ホールで公演した。

 英BBC放送の主催で毎年夏に約2カ月間行われる世界最大規模のクラシック音楽の祭典「プロムス」に招かれて出演した。辻井さんのロンドンでの公演は昨年5月に続いて2回目。

 辻井さんは生まれつき目が見えず、2009年のバン・クライバーン国際ピアノコンクールでの優勝をきっかけに脚光を浴びた。

 この日は同コンクール決勝でも弾いた得意曲であるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏。約6000人の聴衆から拍手喝采を受けた。

 公演に先立ち、辻井さんは「このホールで演奏できるのは光栄なこと。今日の曲にはいろいろな思い出があるので、プロムスでも弾けるというのはすごく楽しみ」と話した。(共同)

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2013年7月17日のニュース