宝塚音楽学校 華やかに創立100周年、OGら祝う

[ 2013年7月17日 11:14 ]

宝塚音楽学校創立100周年の記念式典で、司会を務める檀れい

 タカラジェンヌを目指し、歌や踊りを学ぶ宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)が創立100周年を迎え、同市栄町の宝塚大劇場で17日、記念式典が華やかに開かれた。宝塚歌劇団は来年100周年を迎える。

 宝塚歌劇団OGで女優の檀れい(41)が着物姿で司会を務め、卒業生や舞台関係者ら約2200人が出席。冒頭、角和夫理事長(64)が、早ければ2015年にも音楽学校の寮を新しくする意向を示すと、会場から歓声が上がった。

 会場では、1期生の回想や制服の変遷を交え、創立からの歴史をまとめた映像を映し出した。昨年8月に96歳で死去し、戦前戦後を通じ熱烈な人気を集めた男役の春日野八千代さんの相手役も務めた女優八千草薫(82)ら歴代のスター5人が、音楽学校の思い出を披露。八千草は新聞広告を見て、受験を決意したエピソードを紹介し「何もできなかったのにオペラまでやれたのは、音楽学校のおかげ」と懐かしそうに話した。

 加茂さくらや麻実れい、紫苑ゆう、真琴つばさも当時を懐かしそうに振り返った。会場には天海祐希(45)の姿もあった。

 100周年を記念して作られた祝舞に続き、歴代人気曲を歌劇団理事の轟悠さんと雪組を除く4組の男役トップが熱唱。現役の音楽学校生が全員で愛唱歌「すみれの花咲く頃」を合唱し、最後は校歌を斉唱した。

 宝塚音楽学校は、宝塚新温泉への誘客のために1913年7月15日に設立された「宝塚唱歌隊」を前身に発足した。これまでに約4400人の卒業生を輩出している。

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