主演は高橋慶彦!元プロ野球選手9人出演の任侠映画が完成

[ 2013年7月16日 15:42 ]

映画「ダイヤモンド」完成披露記者会見に出席した(左から)本間利幸監督、元木大介、ギャオス内藤、高橋慶彦、鈴木健、パンチ佐藤、田中一徳

 プロ野球広島などで活躍した高橋慶彦(56)が初主演する映画「ダイヤモンド」(監督本間利幸)の完成披露記者会見が16日、都内で行われ、高橋をはじめ、元巨人の元木大介(41)、元オリックスのパンチ佐藤(48)、元ヤクルトのギャオス内藤(44)ら、かつてスタンドを沸かせた元プロ野球の名選手たちが顔をそろえた。

 高橋は言わずと知れた1970年代後半からの広島黄金時代を支えた名選手。引退後もコーチ、評論家として活躍しており、昨年までロッテで1軍ヘッドコーチを務めていた。今回が映画初出演にして、初主演となる高橋は「俳優の人たちはすごいなと感じましたね。僕は素人なので、演技していないのと一緒、そのまんまやっています」。出演オファーを受けたのはロッテ退団後だったそうで「やりましょう!って、安易な気持ちで決めましたね」と苦笑した。

 かなりのセリフ量ながらも見事に演じ切った主演俳優に、本間監督は「ちゃんと芝居をしていて、初めてとは思えなかった。本当にいいものができた」と絶賛。高橋は「1つの映画として見ていて楽しかったし、良くできているなと思った。反省点もあるが、次は言葉を少なくしてくれ!って感じですかね」と笑った。

 高橋演じる若頭の参謀役を演じた元木は「一茂さんの(演技)もいろいろ見させてもらって、半端なくすごいなと思った。あそこまで演技ができるんだ!って」と俳優としても活躍する元巨人の先輩、長嶋一茂(47)への尊敬の念を示しつつ、「いい経験をしましたし、癖になりそうな感じもありました」と次回作への意欲も見せていた。

 「ダイヤモンド」は、9人の元プロ野球選手が活躍する異色の任侠映画。高橋演じる若頭・西田を中心に、草野球チームを結成しており、そのメンバーはすべて元プロ野球選手が務めている。下町を舞台に任侠組織「北野組」に属しながらも、町の人気草野球チームに所属する男たちが、商店街の再開発を巡って起きたトラブルに立ち向かっていく様を描く。会見には元西武の鈴木健(43)、元横浜の田中一徳(31)も出席。映画にはそのほか元オリックスの松永浩美(52)、元巨人の角盈男(57)、元ロッテの愛甲猛(52)も出演している。

 8月3日のニューマントラストシネマ渋谷での上映を皮切りに、全国で順次公開される。

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