「新婚さん…」に史上初同性カップル パリ収録でも文枝「椅子コケ」

[ 2013年7月10日 07:48 ]

「新婚さんいらっしゃい!」のパリ収録で、男性同士のカップルのエピソードに「椅子コケ」を披露した桂文枝

 落語家桂文枝(69)が司会を務めるテレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜後0・55)で、1971年から続く番組で史上初の同性カップルが出演する。

 フランス・パリで行った収録で、45歳の日本人と54歳のフランス人の2人の男性が仲良く手をつないでトークを展開。パリ収録分は14、21日放送のスペシャル版となり、男性2人の出演分は21日に放送される。

 フランスでは4月に同性婚解禁法案が可決、成立。このタイミングを受け、男性2人は事実婚約1年の“新婚さん”で、今後正式な結婚を考えているカップルとして登場した。

 フランス在住の日本人を中心とした350人の観客が見守る中、“奥さん”だという日本人男性が「OLをしております。私ね、毛深くない人が好きなんです」と女性っぽい話し方で自己紹介。文枝が足のスネを見せると、男性が「あら、ステキ!」と感激して、笑いが絶えない収録となった。さらに、文枝が番組名物の「椅子コケ」を披露すると大歓声と拍手が響きわたった。

 文枝は「フランスでは(同性婚が)認められているし、番組はいろいろな夫婦の形を見せてきたので、こういうのもいいんじゃないかと思った。夫婦で愛し合って、一つの家庭をつくっていました」と笑顔で感想。16日が誕生日で70歳になる。「転んで起き上がれるうちは(この番組を)やっていたい。会ったことのないような新婚さんに会うのが楽しみ」と話した。

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