スキマスイッチ 「特別な場所」8・15大阪で10周年イベント

[ 2013年7月9日 10:17 ]

デビュー10周年のイベントを大阪で開くスキマスイッチの大橋卓弥(左)と常田真太郎(右)、中央はMCを務める大抜卓人

 9日にデビュー丸10年を迎える男性デュオ「スキマスイッチ」が、8月15日に大阪・あべのキューズモールで記念イベント「スキマスイッチ10th ANNIVERSARY SPECIAL」を開催する。FM802とコラボし、公開収録やライブを行い、展示コーナーも設置。大橋卓弥(35)と常田真太郎(35)が、イベントMCを務める802のDJ・大抜卓人(39)とともにスポニチ本紙取材に応じ、意気込みを語った。

 「奏(かなで)」「全力少年」など数多くのヒット曲を生み出すボーカル・大橋とピアノの常田。出身地でもない大阪で10周年イベントを開くのには理由がある。無名時代、彼らの才能をいち早く評価したのが関西。デビュー曲「view」が2003年7月度の802ヘビーローテーションに選ばれ、ファンも増えた。大橋は「初期作品は売り上げの大半が関西。僕らはここから始まった、と言える特別な場所です」と熱く語った。

 802との縁は深く、同局主催の野外フェス「ミート・ザ・ワールド・ビート」での思い出は尽きない。03年は出演しなかったが、打ち上げに参加。関係者が集う場で歌うことを許された。「緊張したけど、チャンスがあれば歌いたいと狙ってた」と大橋。常田も「手厚い歓迎に感激した」。プレゼンが効いてか、04年には念願の同フェス初出演。「奏」を1コーラス歌い終えた時、観客1万4000人から拍手が起き、常田は「鳥肌が立った」と振り返った。

 2人をデビュー当時から知り、記念イベントを進行する大抜は、「2人の素顔や裏話も引き出せたら」と語る。一緒に食事したり、東日本大震災後に常田が大阪・万博記念競技場で開いたサッカーのチャリティーマッチに参加する仲。10年間で音楽性にも人間性にも深みや余裕が増した2人について、「今が一番いい」と絶賛する。10周年の盛り上げ役を買って出た大抜は、「僕の番組10周年のときには、テーマ曲を作って」とちゃっかり?おねだり。「いいですね」と乗り気の2人に、大喜びだった。

 当日は、「みんなと楽しく盛り上がりたい」と大橋。常田も「日本一の高層ビル・あべのハルカスを望む大阪のホットスポットをジャックします」と意気込んでいた。

 ≪優先エリア、16日から募集開始≫イベントは午後6時半開始。優先観覧エリアは16日から802のホームページで募集する(当日の一般観覧も可)。大抜の番組「on―air with TACTY IN THE MORNING」(月~木曜前7・00)内で8月19日にこの日の模様、同12~15日にも特集コーナーが放送される。スキマスイッチは7月31日にシングル「Hello Especially」、8月21日にはベスト盤を発売。秋にはアリーナ・ツアーを開き、大阪公演は10月28日、大阪城ホール。

 ◆スキマスイッチ 大橋卓弥(おおはしたくや)=1978年5月9日、愛知県出身=と、常田真太郎(ときた・しんたろう)=1978年2月25日、愛知県出身=により99年に結成。03年7月9日、シングル「view」でデビュー。05年、紅白歌合戦に出場。

 ◆大抜 卓人(おおぬき・たくと)1974年1月8日、奈良県出身。01年に802の番組リポーターとしてデビュー。ことし4月から、ヒロ寺平に代わり802の朝の顔に。

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2013年7月9日のニュース