「アゲるテレビ」テコ入れ効果はまだ…フジ新社長「一進一退」

[ 2013年7月5日 17:39 ]

 フジテレビの定例会見が5日、東京・台場の同局で開かれ、亀山千広氏(57)が6月27日付の新社長就任後、初めて出席。視聴率で苦戦が続く情報番組「アゲるテレビ」(月~金曜後1・58)について言及した。

 豊田皓前社長も5月度の定例会見で「『アゲるテレビ』はなかなか上がってこない。大きな課題にはなっている」と現状を認め「ここは重点的にテコ入れをしていきたい」と語っていた。

 軽部真一アナウンサー(50)を総合司会として6月10日から投入したが、亀山新社長も「苦戦はしてます。軽部君もつぎ込んで、いろいろな形でやっています。(視聴率も)一進一退を繰り返している。一生懸命、鉱脈を探しているというのが現実」と認識を口にした。番組の平均視聴率は5月が2・1%、軽部アナが加入した6月10日から7月4日までが2・3%と微増はしたものの、2%台で苦境が続いている。

 ライバルの日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)とのカラーの違いから「フジテレビはもうワイドショーをやらないのか?」の質問も飛んだ。

 亀山新社長は「ワイドショーという言葉を随分前から“情報番組”と呼ぼうと。ゴシップ的にあおって類推で投げ掛けるのはやめようということだと思います。それは僕も賛成。情報番組としての体(裁)を大事にしようとしているのは好感を持っています」とし、亀山新社長の隣に座った大多亮常務取締役編成制作局長(54)も「(ミヤネ屋と)差別化したい。そのままぶつかっていっても、そう簡単に勝てるものではないので、全然違った視点から山を登りたい」と補足した。

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2013年7月5日のニュース