NHK松本会長「犯人と決め付けず報道」 Nスペ「未解決事件」で

[ 2013年7月4日 19:20 ]

 兵庫県尼崎市の連続変死事件をテーマにしたNHKの番組に対し、被告弁護人が配慮を求めた申し入れについて、NHKの松本正之会長は4日の定例記者会見で「裁判員制度の開始に伴い作成したガイドラインに基づき番組を制作している」と述べ、内容に問題はなかったとの認識を示した。

 番組は6月9日に放送されたNHKスペシャル「未解決事件」シリーズ。角田美代子元被告=自殺=らが知人や親族を追い詰めていく経緯をドラマとドキュメンタリーで振り返った。

 角田三枝子被告=殺人罪などで起訴=の弁護人らは、裁判員になる可能性がある視聴者に予断と偏見を与えると主張していたが、松本会長は「ガイドラインでは、断定的な表現や犯人と決め付けるような報道はしないことを基本としている」と述べた。

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2013年7月4日のニュース