福山雅治、主演映画は「2日目のカレー」 原作の東野氏もお墨付き

[ 2013年6月23日 19:39 ]

「真夏の方程式」ジャパン・プレミア試写会に出席した吉高由里子と福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(44)が23日、都内の劇場で主演映画「真夏の方程式」(6月29日公開)のジャパンプレミア試写会に登場。当たり役となった同作への並々ならぬ思いを語り、「上映時間2時間9分、無意味なものは一切ない」と観客へ呼びかけた。

 作家、東野圭吾氏原作の「ガリレオ」シリーズの映画化第2弾。今年4月からフジテレビで始まったドラマ版に先立って、昨年10月ごろに同映画の撮影が行われた。明せきな頭脳を武器に難事件を解決する“変人”物理学者・湯川学を5年半ぶりに演じた福山は、「僕の中では終わった役ではなく眠らせていた。立ち上げる時は全然苦ではなかった。早くやりたいと思っていた」と満を持しての復活だったことを明かした。

 映画の方向性については、西谷弘監督と打ち合わせを重ねたという。結果、「原作に忠実にというものをさらにもうひと踏み込みし、原作者の思いも潜っていこうと話し合った」。ミステリーながら原作を読んだ人も楽しめると自信を見せ、「さらに濃密になって、よく味が乗っている。2日目のカレーとでも言いましょうか」と笑わせた。

 関係者向けの試写を見た東野氏も「こういう風に描いてもらってうれしい」と感想を述べたといい、福山も「当事者である東野さんに伝わったことがすごくうれしい」と胸をなで下ろした。

 映画はアジア諸国での上映も決定。今月末から来月初旬にかけて、日本、香港、台湾での舞台あいさつが続くが、福山は「いわゆるハードスケジュール」と余裕たっぷりに語った。

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2013年6月23日のニュース