鉄拳 ちばてつや氏が“スカウト”も…吉本“待った”

[ 2013年6月23日 00:18 ]

「振り子」で漫画家協会賞の特別賞を受賞した鉄拳

 お笑い芸人の鉄拳(41)が、自作のパラパラ漫画「振り子」で第42回日本漫画家協会賞の特別賞を受賞、21日に都内のホテルでの授賞式に出席した。自身のブログで喜びを伝えている

 同協会の理事長を務める漫画家のちばてつや氏(74)から「漫画の新しい可能性を見せてくれた作品。何より作者本人が夢中になって描いている感じが伝わってくるのが素晴らしい」と言われ大感激。「実は16歳の頃に漫画家になりたくて応募した作品がなんとちばてつや賞をもらいまして、漫画家なんて簡単になれるんだと思っていました。しかしその後に送った自信作がまったく最終選考にも残らず簡単になれるものじゃないと痛感しました」と秘話も披露している。

 また、ちば氏もブログを更新し「鉄拳君」のタイトルでツーショットの写真をアップ。
「振り子というパラパラマンガは、短いけどとっても感動的な傑作だし、立派な、漫画のジャンルの一つだよ。よかったらあなたも漫画家協会に入りなさい、と言った」という。だが「一緒に付き添って来ていた吉本興行の人が『ちょ、ちょっと待って下さい。ウチの社長に相談してから』って、えらく慌てていたよ。芸人の世界では、すでに十分に必要とされる、人気者になっているんだな…」と“スカウト”には失敗しとようだ。

 最後に「芸を磨きながら、パラパラマンガも描きつづけてね」と優しく鉄拳の“二刀流”にエールを送っている。

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