アイドル界にも二刀流！姫ｃａｒａｔ、ダンスとバンドで魅せる

バンドとアイドルの二刀流でデビューする「姫ｃａｒａｔ」。バンドバージョン

　アイドル界にも“二刀流”が誕生！５人組の「姫ｃａｒａｔ（ヒメキャラット）」で、２６日にシングル「５１％プラトニック」でメジャーデビュー。１つの曲を、バンドスタイルと、ダンススタイルの２パターンで披露できるのが特徴だ。

　ボーカル木下ひなこ（１９）、ギタリスト蒼井ちあき（１６）、藤井つきみ（１７）、ベーシスト佐藤美咲（１５）、ドラムスＭＩＫＩ（１７）で昨年７月に結成。当初は「姫」がテーマのアイドルダンスユニットだったが、バンド発掘をしていた所属事務所に、メンバーが「普通にアイドルをやっても目立てない。私たちにバンドをやらせてください」と直訴し、バンド活動が始まった。

　５人はダンス経験はあったものの、楽器は素人。猛特訓の末、昨年１１月にステージデビュー。現在はライブイベントに月１０本以上出演し、経験を積んでいる。今後のテレビ出演では「１コーラス目はバンド、２コーラス目はダンスと、１曲の中で面白い見せ方をしたい」と関係者は話している。

　プロ野球界では日本ハムの大谷翔平選手（１８）が投手と野手の二刀流に奮闘中。大谷と同学年の木下は「ステキですね。自分と同学年の人がプロの世界で頑張っている姿はとても刺激になる。負けないように頑張ります」。

　デビュー曲は８０年代に中森明菜「少女Ａ」などヒット曲を連発した作詞家売野雅勇氏の書き下ろし。１０代の女の子が抱く恋愛観を表現した詞を、懐かしさを感じさせるメロディーに乗せた。目標は「日本レコード大賞新人賞です」と佐藤。レコ大のステージでバンドとアイドルの両方を見せられるか注目だ。