ASKA 一過性脳虚血症の疑い チャゲアス復活公演延期に

[ 2013年6月12日 06:00 ]

ライブを延期すると発表した「CHAGE and ASKA」のASKA

 6年ぶりの活動再開を発表していた男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(55)が、一過性脳虚血症の疑いがあるとして活動を休止する。所属事務所が11日、発表した。治療に専念するが、復帰時期は未定。デビュー35周年の記念イヤーにチャゲアス復活を宣言したが、8月に予定した公演は延期となる。

 所属事務所などによると、ASKAは4月ごろから立ちくらみ、めまい、吐き気など、体調不良を訴えていた。当初は深刻な症状ではなかったため、病院には行かなかった。だが、一向に回復せず、周囲の勧めで5月中旬に都内の病院で精密検査を受診した。

 その結果、一時的に脳への血液の流れが悪くなる「一過性脳虚血症」の疑いがあると5月末に診断された。「一過性脳虚血症」は脳梗塞を引き起こす要因にもなるとされ、現在は自宅で静養中。今後は、しばらく通院治療しながら療養に専念する。

 このため、8月28、29、31日に国立代々木競技場第1体育館で予定した6年ぶりの復活公演は延期になった。

 医師からは「すぐに音楽活動をやめて、治療に専念したほうがいい」と言われたが、ASKAは「チャゲアスのステージに立ちたい」と強く希望。しかし、周囲のスタッフに「公演よりも体調を整えるのが先」と説得され、活動休止に踏み切った。関係者によると「誰よりも8月の公演を楽しみにしていたので、本人はかなり残念がっていた」という。

 チャゲアスの活動再開は1月に発表していた。ASKAはソロツアーと並行して、CHAGE(55)と曲作りを開始。4月以降は制作に集中し、新曲のレコーディングを進めていた。

 最近の様子について「ASKAはステージに戻ることを目標に、前向きに治療に専念しているようです」と関係者。復帰時期は未定。公演を「中止」にはせず「延期」としたのも、ASKAの気持ちをくみ取ったからだ。

 35周年の今年は復活公演を皮切りに、テレビ出演や全国ツアーなど活動を本格化させる予定だった。CHAGEもショックを受けているというが、制作活動を続けながらASKAの復帰を待つ。

続きを表示

2013年6月12日のニュース