卒業の麻里子様 どうする選抜の権利「辞退の話は来ていない」

[ 2013年6月9日 11:05 ]

5位の篠田麻里子は卒業を発表し涙が止まらず

AKB48第5回選抜総選挙

(6月8日 日産スタジアム)
 覚悟を決めた表情で語った。「私、篠田麻里子はAKB48を卒業します」。昨年3月の前田敦子(21)の卒業発表を想起させる衝撃が会場に走った。7万人は大きくどよめき、涙をこらえる篠田へ「マリコ」コールを送った。

 後輩たちの成長を促すために愛のムチを振ってから1年。昨年の第4回総選挙に続いて5位だった。この日は若い世代の名前が次々に挙がり「後輩が頑張っている姿を感じられてうれしかった。AKBはまだまだ上に行けると実感した」と成長ぶりに目を細めた。だからこそ「一つの決断をしようと思います」と切り出し「席を譲るのも私らしい」とほほ笑んだ。

 冷静に説明する篠田に対して、突然の卒業発表に一番驚きを隠せなかったのが総監督の高橋みなみ(22)。篠田の発表に「えーん」と子供のような鳴き声を上げ「さみしい~、まりこ~」と大粒の涙をこぼしながら、真っ赤な目を手で押さえた。同じ初期の頃から苦楽をともにしてきた。だからこそ「離れていくのはさみしい。ずっと前を歩いてくれたので、卒業後も前を見ながら皆さんを見守っていただければ」とエールも送った。

 そんな高橋をちゃかすように篠田は「総監督は30年、いや100年頑張ってほしい」と、ほほ笑み、場内の笑いを誘った。

 卒業時期は「急ですが、地元でできたら」と話し、来月21日の福岡公演をもって卒業。所属レコード会社によると8月21日に発売される次回作の参加について「まだ決まってはいない。本人からも選抜辞退の話は来ていないし、CDに参加して地元で卒業など選択肢はいろいろ考えられる」と話した。

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2013年6月9日のニュース