「巨人の星」初ブルーレイ化!槙原氏「プロに導いてくれた作品」

[ 2013年6月4日 19:09 ]

「巨人の星」について語り合う古谷徹(左)と槙原寛己氏

 野球漫画「巨人の星」(原作・梶原一騎、作画・川崎のぼる)を原作に描いた不朽の名作アニメ「巨人の星」が、TV放送開始45周年を記念して初ブルーレイ化されることになり4日、東京・秋葉原のアキバシアターで「『巨人の星』SPECIAL Blu―ray全5BOX」リリース発表会が行われた。

 漫画「巨人の星」は、1966年から71年まで「週刊少年マガジン」に連載(続編「新巨人の星」は、76年から79年まで「週刊読売」に連載)され、68年からはTVアニメ化。第1作「巨人の星」が、68年3月30日から71年9月18日まで全182話、第2作「新巨人の星」が、77年10月1日から78年9月30日まで全52話、第3作「新巨人の星2」が、79年4月14日から同9月29日まで全23話放映された。

 その3作品が、ニューテレシネ、デジタルリマスタリングによりブルーレイBOXとして6月から5カ月連続でキングレコードから発売されることが決まったもの。

 この日は、そのアニメの主人公・星飛雄馬役を務めた声優・古谷徹(59)と、1994年5月に広島カープ戦で完全試合を達成した元読売巨人軍投手・槙原寛己氏(49)の2人がゲストとして招かれ、「巨人の星」についてのスペシャルトークを披露した。

 古谷は「5歳から児童劇団に入り、アニメは『巨人の星』が2作目です。高校3年秋までの3年半、星飛雄馬役を演じさせていただきましたが、『巨人の星』をやったお陰で、僕は声優を目指したと言っても過言ではありません。まさに声優生活の原点になった作品です。『巨人の星』で教わった人生の大切なことがいっぱいあります。その後の自分の人格形成にもかなり影響を与えたと思います」と語り、「巨人の星」についても「厳しさの裏にある親の愛、そして、ぶつかり合って生まれる友情といった人生にとってとても大切なテーマがたくさんあります。今回は、HDマスターで美しい映像になりましたので、全く見ていない方はもちろんのこと、何度も見ている方にもさらに楽しめる作品になっていると思います」とアピール。

 また、槙原氏は「『巨人の星』は、私をプロ野球に導いてくれた作品だと思います。よくできた作品でして、友情あり、涙あり、そういうのがすごく描かれていますし、昭和の古きよき時代がすごく感じられる。その当時、野球を一生懸命やったこととかを僕は思い出しますし、皆さんもそういうのを味わいながら見られる作品で、大人になって見るとまた一段と楽しめるんじゃないかなと思いますので、ぜひ見ていただきたいですね」と話していた。

 6月5日に「巨人の星 Special Blu-ray BOX1」(税込み3万7800円)、7月10日に「巨人の星 Special Blu-ray BOX2」、8月7日に「巨人の星 Special Blu-ray BOX3」、9月4日に「新巨人の星 Special Blu-ray BOX」、10月9日に「新巨人の星2 Special Blu-ray BOX」の全5BOXが発売。

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2013年6月4日のニュース