テレ朝「実況無敗男」吉野アナ出陣!なるか視聴率40%超え

[ 2013年6月4日 06:39 ]

「日本―オーストラリア」戦の実況を担当するテレビ朝日・吉野真治アナウンサー

 テレビ朝日の“不敗神話”を持つ吉野真治アナウンサー(34)がいよいよ“出陣”する。サッカー日本代表実況時の成績は、5勝1分けで、4日午後6時半から同局で生放送されるW杯アジア最終予選「日本―オーストラリア」戦の実況を担当。「心の底から勝利を欲している」と、いつも通りにジャパンブルーのスーツ、ネクタイで放送席に座る。

 日本代表の実況デビューとなった、11年1月のアジア杯グループリーグ、シリア戦を2―1で勝利。それ以降、同準決勝の韓国戦でPK勝ちなど黒星は一度も経験していない。五輪代表戦も、同年に行われたロンドン五輪最終予選のバーレーン戦、12年のマレーシア戦と2戦2勝の吉野アナは、「しびれる試合が多いんですが、ラッキーなことに日の丸を背負うと負けないんです」と自らの運の強さを強調する。

 3歳でサッカーを始め、クラブチームのFC町田(現町田ゼルビア)ユース時代は、FWとして全国大会に出場。東京都ユース選抜にも選出された。慶大1年時にケガでプロになる夢を断念。それでも、サッカーに携わりたいと、中継に力を入れていたテレビ朝日に入社した。専門的な視点で分析し、「オーストラリアの高さは脅威。でも勝つ。2―1です」と力を込めた。

 勝利を信じているが、その瞬間の言葉は準備していない。その場にいる人間が、その場でしか伝えられないことが絶対あると思っているからだ。「初めてホームで出場権を取るかもしれない試合。その時の自分の言葉の引き出しにかけてみたい」と話した。

 同局の早河洋社長(69)は、5月の定例会見でオーストラリア戦の視聴率の40%超えを宣言。ゴールデンウイーク時から、全社員が町に出て、今回の放送を告知するウチワを配るなどPRしてきた。「テレビ朝日チームの一人として頑張りたい」と高視聴率獲得にも意欲的だ。

 4日はいつも通りに東京・六本木の本社7階テラスにあるテレビ朝日神社にお参りし、本社近くの朝日神社のお守りを身に着けて試合に臨む。「いつかW杯で実況したいというのが今の最大の目標。(テレビ朝日の解説者の)セルジオ越後さんの母国ブラジルに一緒に行きたい。選手、サポーターと一緒に戦って勝ちます」と、“無敗男”は断言した。

 ◆吉野 真治(よしの・しんじ)1978年(昭53)7月25日、東京都生まれの34歳。02年入社。スポーツ実況のほか、「やじうまテレビ!」の月曜スポーツコーナー、「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」などを担当。趣味はスポーツ観戦。家族は、夫人と1男1女。1メートル78、77キロ。血液型O。

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2013年6月4日のニュース