まさかの幕開け さしこ1位発進、優子3位で女王危機

[ 2013年5月23日 06:00 ]

第5回選抜総選挙の投票速報で1位発進した指原莉乃

 AKB48の第5回選抜総選挙の速報値が22日、東京・秋葉原の専用劇場で発表された。21日から始まったファン投票の1日分の集計値で、HKT48の指原莉乃(20)が1位発進という衝撃的な幕開け。女王・大島優子(24)は3位で名前を呼ばれ、史上初の連覇に黄信号。渡辺麻友(19)島崎遥香(19)松井珠理奈(16)ら10代の台頭も目立ち、6月8日の開票日に向け世代交代を印象付けた。

 指原が1位で名前が呼ばれると、場内は騒然。ファンはもちろん、発表会場にいたメンバーも口を大きく開けて驚きの表情を浮かべた。

 都内でテレビ収録後に一報を聞いた本人が一番動揺していた。発表直後の午後9時21分に交流サイト「Google+」を更新。「え う お」と意味不明の投稿から始まり「夢ですか?なんかもう速報でもうれしすぎえもうなですかね」と、あまりの驚きに文字を打ち間違えるなど取り乱していることが伝わるコメント。HKTは計8人が速報でランクインし「御礼しかいえない!!!HKTメンバーすごい」と歓喜の声を上げた。

 注目点は票数。指原は2万8563票で、2位の倍近くの票数が入れられた。これは一昨年の大島に投じられた1万7156票を大幅に上回る、速報値(1日分)で歴代最高の獲得票数だ。

 昨年の総選挙で4位(最終順位)と躍進した直後に恋愛スキャンダルが発覚し、HKTへ移籍。涙ながらにAKB超えを誓って博多に渡った先で、待っていたのは地元の大歓迎。各メディアに連日引っ張りだこで、ファンの裾野が拡大。グループでもHKT48劇場の支配人を兼務するなど名実ともに大黒柱に成長し、進撃につながった。

 ▼第5回選抜総選挙 通算32作目のシングル歌唱メンバーを決めるファン投票イベント。今年から立候補制となり、4年以上グループに在籍した卒業生も参加可能に。姉妹グループ含め246人が出馬する。第3回までは40位が発表の対象だったが、昨年から64位までに拡大した。投票は特設サイトからプルダウン形式で名前を選択。新曲「さよならクロール」に封入されている番号からアクセス、各ファンクラブや公式携帯サイトなど12種類の方法がある。投票期間は6月7日午後3時まで。

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