宮沢りえ 天海代役舞台“初日”一転中止 10日夜再開へ全力

[ 2013年5月10日 06:00 ]

舞台「盲導犬」の製作発表会見に出席した宮沢りえ

 女優天海祐希(45)が心筋梗塞のため降板し、宮沢りえ(40)が代役に決まった舞台「おのれナポレオン」(4月9日~5月12日、東京芸術劇場)は、前日に続き9日の上演も中止された。主催者は同日夜からの再開を発表していたが、一転して見送った。

 「おのれ…」は三谷幸喜氏(51)が作・演出を手掛け、野田秀樹(57)が主演。4月9日の開幕前から、今月12日までの計40公演全ての前売り券は完売していた。

 主催者側は8日午前に天海の入院と降板、8日と9日午後2時の2公演の中止を発表。8日夜には9日午後7時の公演から再開するとしていたが、9日午前10時半になって急きょ当日夜の公演の見送りを発表。理由について「関係者と協議を重ねた結果、やむなく中止とさせていただくことに決定しました」とした。準備の時間が足りなかったとみられる。

 9日の公演は6県の6劇場、14都道県の22映画館の計28カ所へ生中継するライブビューイングも予定されていた。関係者によると、こちらのチケットもほぼ完売だった。

 この模様は映像作品化も予定されたが、DVD発売も含め、すべて中止となった。劇場には中止を知らずに足を運んだ観客の姿も。開演25分前に到着した会社員の女性3人は中止を知らせる張り紙を見て「凄くショック!」と声を上げていた。劇場側は10日夜の公演から再開するとしており、野田は「宮沢さんのおかげで上演できることになった残り4ステージを魂を込めて演じさせていただきます」とコメントした。

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2013年5月10日のニュース