自己流でウクレレ習得 脳出血で倒れるも復帰、慈善活動取り組む

[ 2013年4月30日 06:00 ]

芸能活動とともに積極的にチャリティー活動も行っていた牧伸二さん(1969年)
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牧伸二さん死去

 牧さんは1934年(昭9)9月26日、東京都で生まれた。漫談の牧野周一さんに憧れ、57年に牧野さん司会のラジオ東京(現TBSラジオ)の素人演芸番組「しろうと寄席」に出場。連続で勝ち抜き、牧野さんに弟子入りした。

 自己流でウクレレを習得し、60年に文化放送「ウクレレ週刊誌」の司会を担当。社会性の強い風刺をウクレレ演奏に乗せて明るく歌い、最後に♪あーあ、やんなっちゃった、あーああ、驚いた…で受ける「やんなっちゃった節」で一世風びした。63年から15年間、当時のお笑い界の登竜門「大正テレビ寄席」(日本教育テレビ=現在のテレビ朝日)で司会を務め、番組を通じて慈善活動にも取り組んだ。

 映画やテレビドラマに俳優として出演。99年に東京演芸協会会長に就任、03年に文化庁長官賞を受賞。02年5月に脳出血で倒れたが、リハビリを経て、同7月に復帰。11年7月3日には、大田区の自宅で火事があり、消防車が出動。1時間ほどで鎮火し、室内の一部が焼けるぼやだった。

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2013年4月30日のニュース