新婚の菅野美穂 感銘受けた「宇宙で一番のお嫁さん」の言葉

[ 2013年4月22日 17:02 ]

映画「奇跡のリンゴ」完成報告会見に出席した菅野美穂と阿部サダヲ

 俳優の阿部サダヲ(42)、女優の菅野美穂(35)が22日、映画「奇跡のリンゴ」(監督中村義洋)完成報告会見に出席した。

 阿部と菅野が夫婦役を演じ、不可能と言われたりんごの無農薬栽培に取り組み続けた木村秋則さんの実話を映画化。日本最大のりんご畑が広がる青森県中津軽郡で生まれ育った秋則(阿部)は、りんご農家の娘・美栄子(菅野)と結婚。りんごの生産に不可欠な農薬が妻の体を蝕んでいることから、11年に渡って不可能と言われていた「りんごの無農薬栽培」に挑む感動の実話。

 両親が岩手県奥州市の出身で、東北弁にもゆかりがある菅野。実家ではリンゴ栽培をしていることもあり「運命的なものを感じました。広い意味で東北へのエールにお手伝い出来れば」と語った。「奇跡の夫婦」を演じた2人は、互いの演技に「ひるんでしまうくらい見たことのない表情」(菅野)「鳥肌立つぐらいの演技を見ました」(阿部)と褒め合った。

 この日は原作モデルで、世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した木村さんも登場。「これが現実なのか夢なのか」と緊張の面持ち。現場で2人の演技を見た際は「自分と女房はこんな感じだったのか。微笑ましさと、昔を思い出しました」と話した。映画には親族役で出演している。

 菅野は現場で“宇宙で一番のお嫁さん”といわれる木村さんの妻とも対面。実際に会話をした際、リンゴの実がなったことで木村さんが日本や海外で講演を行い、家を空ける機会が増えたことで「リンゴが実らなかったときの方が一緒にいられたからよかった」との言葉に感銘を受けたと明かした。

 映画は6月8日全国公開。

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