両陛下 新装歌舞伎座で観劇「勘三郎さんがいたら喜んだでしょう」

[ 2013年4月10日 06:00 ]

新装開場した歌舞伎座の「こけら落とし公演」を鑑賞に訪れた天皇、皇后両陛下(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は9日、新装開場した東京・銀座の歌舞伎座を訪れ、人間国宝の坂田藤十郎ら人気俳優が出演する「こけら落とし公演」を鑑賞された。

 両陛下は第1部の一幕と二幕を観劇。藤十郎は市川染五郎らとともに、昭和天皇の即位を祝って作られた舞踊「鶴寿千歳」を披露。昨年12月に亡くなった中村勘三郎さんにささげる舞踊「お祭り」には息子の勘九郎らが登場した。

 両陛下は観劇後に藤十郎らと懇談し「立派な劇場ができてよかったですね」「勘三郎さんがいたらどんなに喜んだでしょう」などと話したという。歌舞伎座では1953年に昭和天皇が初めて観劇。両陛下が即位後に訪れるのは2003年に続き2回目。

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2013年4月10日のニュース