坂口良子さんと尾崎健夫 病を知りつつ結婚「最後は一緒のお墓に入りたい」

[ 2013年3月30日 06:35 ]

死去した坂口良子さん

 27日に57歳の若さで亡くなった女優の坂口良子さんは、夫でプロゴルファーの尾崎健夫(59)とは昨年8月に再婚したばかり。献身的な看病も届かず、わずか7カ月の夫婦生活で悲しい別れを告げた。

 坂口さんと健夫は10年以上の事実婚の末、昨年8月に結婚。“長い春”の間に、坂口さんはテレビ番組で「最後は一緒のお墓に入りたい」と話していた。披露宴は、健夫の故郷の徳島県海陽町で行った。関係者によると、坂口さんは11年から体調を崩し、病気を知った2人は、残り少ない日々を夫婦としてともに過ごそうと決めたようだ。

 波瀾(はらん)万丈の人生だった。71年にミスセブンティーンコンテストで優勝して芸能界デビュー。愛らしい笑顔と親しみやすいキャラクターでスターの階段を駆け上がり、「池中玄太80キロ」「前略おふくろ様」など数々のテレビドラマで人気女優となった。86年に会社経営者と結婚し、2人の子供に恵まれたが、94年に離婚。前夫が作った40億円以上という借金を懸命に働いて返済する苦労も経験した。

 1年に満たない夫婦生活では、健夫が献身的に看病を行い、杏里を含めた3人でバラエティー番組に出演するなど、仲の良い家庭を築いていった。最後のテレビ出演となった昨年12月22日放送の関西テレビ「雨上がり食楽部」(関西ローカル)で、坂口さんは「堂々と新婚生活を楽しんでいるんです」と笑顔で話していた。昨年末に体調が悪化、帰らぬ人になってしまった。

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