西田敏行「早すぎるよアッコ」坂口さん訃報に悲しみの声

[ 2013年3月30日 06:00 ]

坂口良子さんの死を悼む西田敏行

坂口良子さん死去

 坂口良子さんの57歳での早すぎる死は、ドラマ共演者らに大きなショックを与えた。日本テレビのドラマ「池中玄太80キロ」シリーズで共演した西田敏行(65)は、同作で坂口さんが演じた「アッコ」と呼んで悔やんだ。

 「“早すぎるよアッコ、これからたくさん楽しい事が待っているのによ~”。池中玄太はこう言って、天を仰いで号泣しています」。玄太(西田)とアッコ(坂口さん)は、81年の第2シリーズで結婚。視聴率は常時20%を超え、主題歌「もしもピアノが弾けたなら」がヒットするなど、西田には思い出深い作品だ。

 それだけに「早すぎます、順番が違います。悔しさに唇をかんでいます。ただ、今は現実を受け止めようと必死にもがいています」とショックは大きい。「言えるのは、玄太を愛したアッコをあんなにステキに演じてくれて、ありがとうございました。おかげで玄太を日々楽しく生きることができました」と感謝の言葉で故人をしのんだ。

 最後のドラマ出演は、昨年9月放送のTBS「渡る世間は鬼ばかり」のスペシャルドラマ。プロデューサーの石井ふく子さん(86)は28日に坂口さんへ久しぶりに電話したところ、夫の尾崎健夫から訃報を告げられたという。2人は40年以上の付き合いで、「いつも人のことを気にしてくださる、さっぱりした男性のような方。あまりのショックで、いまも信じられません。これからいい年齢になって、いい仕事をしてもらえると思っていたのに、残念です」と肩を落とした。

 坂上忍(45)は子役時代にドラマ「天まであがれ!2」で共演。「良子さんが現場に入ると、一瞬で明るい雰囲気に包まれたことを、鮮明に覚えています」と振り返った。最近は長女でタレントの坂口杏里(22)と共演する機会もあり、「あらためて良子さんと連絡先を交換し、“ご飯一緒に行こうね”という約束が果たせなかったことが残念でなりません」と悔やんだ。

 ▼中村雅俊(日テレ「俺たちの勲章」などで共演)共演したのはお互い若い頃だったので、現場ではいつも大騒ぎして、元気でステキな笑顔の思い出ばかりです。年齢も若く、とてもショックが大きいです。

 ▼朝丘雪路 杏里さんと旅番組などでご一緒したこともあり、坂口さんはいつも「娘のことをよろしくお願いします」とおっしゃっていた。坂口さんや、娘さんのお気持ちを思うと悲しくてなりません。

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2013年3月30日のニュース