森宮隆 初主演舞台「マウストラップ」が初日、斬新演出に注目

[ 2013年3月6日 20:15 ]

舞台「マウストラップ」主演の森宮隆

 女優・三田佳子の長男の俳優・森宮隆(38)が主演する舞台公演「マウストラップ」60周年プレミアム公演」(演出ジェイスン・アーカリ)が6日、東京・港区の六本木ブルーシアターで初日の幕を開けた。

 アガサ・クリスティ原作の同舞台は、英国・ロンドンのアンバサダーズシアターで1952年11月に初演されて以来、演劇史上最長の60年にわたってロングランを記録。映像化を禁じられ、舞台でしか見ることのできないミステリーだ。

 今回は英国で活躍中の演出家、ジェイスン・アーカリ氏を迎え、森宮をはじめ、石井麗子、辻本祐樹、田野聖子、渡部将之、小松政夫、夏樹陽子、横内正という豪華日本人キャストによって上演されることになったもの。

 ジェイスン氏は「イギリス人だからこその全く新しい演出を加えました。新しい演出とは、それぞれのキャラクターを優先したことです。それぞれの登場人物のキャラクターを強調させるためにイタリアの15世紀の仮面を使ったり、いろんなものを使って、身体表現を中心としてキャラクターを表現してみました」とアピール。

 大舞台での主演は今回が初めで、トロッター刑事役に扮する森宮は「先輩方に支えられてのびのびとやらせていただいています。集中的に稽古して、何とか道筋が見えてきたので楽しみです」。

 横内は「斬新な演出手法で、大変面白い切り口の皆さんに期待していただける作品に仕上がったと思います。満足感というか充実感がありますね」と、それぞれに意気込みを語った。

 同公演は、17日まで。

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