「プラマイ」岩橋 “歌ネタ芸”でまさかの初戦敗退

[ 2013年3月4日 08:00 ]

「歌ネタ王決定戦2013」の1回戦に出場した「プラスマイナス」岩橋良昌

 笑いと音楽を融合させた新たなお笑いコンテスト「歌ネタ王決定戦2013」の1回戦が3日、都内で開幕した。歌やリズムを使って笑わせる“歌ネタ芸”にジャンルを絞った前代未聞の賞レースには、今年の「R―1ぐらんぷり」ファイナリストの「プラスマイナス」岩橋良昌(34)が参戦したが、まさかの敗退。相方の兼光貴史(34)は勝ち進み、相方の無念を晴らす?形となった。この日は、男性コンビ「どぶろっく」やAMEMIYA(34)ら全9組が準決勝に駒を進めた。

 「R―1のリベンジです!」と賞金500万円がかかる同大会に鼻息荒く出場した岩橋が、再び辛酸をなめた。ちょんまげに裃(かみしも)の“武士スタイル”で登場し、明智光秀が織田信長を討つ様子を、THE 虎舞竜のヒット曲「ロード」に乗せて歌った。「(アイデアが)降りて来て、ウィキペディアで本能寺の変を調べて作った」という自信の新ネタは爆笑を誘ったが、惜しくも準決勝進出を逃した。 

 兼光は、classの「夏の日の1993」の替え歌で、オール巨人や大木こだまら完成度の高い得意のモノマネを披露し、1回戦突破。「終盤で客席も盛り上がったので、いける思った」という。コンビで決勝に行くのが目標だっただけに、岩橋の敗退に「まさか!歌も上手なのに」とがく然。「何でかな?“クセ”がアカン方に出たんですかね…」と肩を落とした。

 兼光も心配する“やってはいけないことをやってしまう”という岩橋のクセ。R―1決勝では、途中でやるべきネタを忘れてしまう痛恨のミスで失速し、惨敗したが、その原因も「クセにあった」と岩橋は言う。本番直前まで他の出場者がネタの確認をする中、岩橋は“アゴを鳴らす”などのクセを連発し、本番で出ないよう発散。ただ、肝心のネタを確認する時間もなく、「ぶっつけ本番でやった」と明かした。今大会でも最大の敵は「クセ」と断言。この日、ネタが飛ぶことはなかったが、その処理に追われて、またもぶっつけ本番でのネタ披露だった。

 兼光は、「R―1では岩橋君が決勝に行ってくれたから、この大会は僕が!」と意気込み、「決勝ではネタを飛ばすことないように頑張ります」と、相方のリベンジを果たすことを誓っていた。

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2013年3月4日のニュース