フジテレビ社長 視聴率3位低迷も復帰の大塚キャスターに「期待」

[ 2013年2月22日 17:12 ]

4月から復帰する大塚範一キャスター

 フジテレビの2月度定例会見が22日、東京・台場の同局で開かれ、豊田皓社長が苦戦が続く、視聴率競争について説明した。

 21日までで、ゴールデン帯11・0%、プライム帯11・0%、全日帯7・1%といずれも3位といまだに低迷が続いている。ゴールデン、プライムではテレビ朝日が、全日は日本テレビがそれぞれ1位を獲得しており、豊田皓社長も「相変わらず、後塵を拝しているという状態。視聴率3位という現状は真摯に受け止めていくしかない」と現状を分析した。

 しかし、トップとの差は、ゴールデンで1・4ポイント、プライムは1・7ポイント、全日は1・1ポイントとなっており、「諦めない。決してひっくり返せない数字ではないと思っている。やっぱり獲った方がいいし、世帯視聴率での3冠は目標ではあるが、それにこだわらない。フジテレビらしい特色を出しつつ、3冠を獲っていきたい」と力を込めた。

 4月の改編では、急性リンパ性白血病のため11年11月から療養していたフリーの大塚範一キャスター(64)が元日本テレビアナウンサーの西尾由佳理(35)とともに、出演する午後の情報番組がスタートする。大塚キャスターについては「見ての通り、人柄がよろしい。安定感、アナウンス技術、大変な良識家、親近感を持っていただける(人柄)と大変期待している」と期待を寄せた。

 また現在、ドラマを放送している日曜9時の枠をバラエティに変更し、水曜10時に新ドラマ枠を新設。「ドラマは当たり外れが大きい。(現場から)日曜9時は安定的に数字獲れるものがいいという意見があったようだ。クオリティの高いバラエティで勝負したいと。(水曜10時枠は裏番組でもドラマもあるが)あえて裏番組は考えないで勝負していこうという心意気だと思っている」と話した。

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2013年2月22日のニュース